2008年10月02日(木)
細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本! [読書の記録]
細野先生が経済に関する講演などの際に必ず受ける質問に「普段の情報源は何なのですか?」というのがあるらしい。
しかし、細野先生は活字が苦手なので普段は新聞や本すら全く読まない。つまり、細野先生が接している情報の量は決して多くない。それなのに日常的に新聞や本などを読んだりしていて圧倒的に多くの情報に接している人たちが、細野先生に「普段の情報源は何なのですか?」と質問をする。
ここに、多くの人たちが「経済がよく分からない」と思ってしまう「本質」が隠されているという。
そして細野先生は、数学や経済の全体像を理解するために必要な「脳における思考回路の全体像」を把握すべく、自分の思考回路の動きを細かく分析し続け、本書を完成させた。
「経済の理解と情報の量は比例しない。」というのは、衝撃的ですらあった。
「数学的思考力」というと特殊な能力という印象を持ってしまうけれど、「弁護士を志望する人は数学を勉強するのが望ましい」とも言われているそうだ。
おなじみのパンダとクマのマスコットで感覚的に理解できる絵が挿入されていて、読みやすい。でもきっと私のはまだ「分かったつもり」のレベルなんだと思う。何度か読み返しながら情報の基盤を作っていこうと思う。
Posted by てんも at 00時33分