2006年12月24日(日)
お父さんはサンタクロース [タイで生活]
先日お食事を一緒にした方から伺った話。
その方は進路について悩んでいる中学生のお子さんと、ある約束をしたそうだ。
それは
「これからはお父さんが朝ごはんを作る」
というもの。
深夜まで仕事をしている方である。激務である。徹夜することさえ珍しくないんである。朝はギリギリまで寝ていたいはず。
でもあえて自分にとって難しい課題を掲げ、それを実現する姿を子供に見せることで、何かを伝えようとしているようだった。
初日は、まさか初日から寝過ごすわけにはいかないという緊張のあまり、夜1時に目が覚め、そのままずっと眠れなかったという。
初日のメニューはスパゲティ。
「茹でて混ぜるだけだから簡単でしたよ。」とその方は言った。
1週間後にお会いしたときに聞くと、朝ごはんの習慣はまだ継続しているということだった。
私はその方を最高に格好いいお父さんだと思った。
何か問題が起こったら、一緒になって考えて、悩んで、そして一緒に解決しようと実行してくれる、そんなお父さんの姿に、子供はきっとすごく勇気付けられると思う。
仕事に全力で取り組んでいるだけでなく、人生そのものに全力で取り組んでいる、その人をすごく格好いいと思った。
Posted by てんも at 06時01分